昨日の続き。
五島列島上五島町で見つけたみその話。
島にはいくつかの港があるのですが、今回は有川港という港を利用しました。
有川という地域は鯨で栄えた町なので港のターミナル内に「鯨賓館ミュージアム」という
鯨にまつわる展示がされているスペースがあります。
※写真は鯨賓館ミュージアム様に申請書を提出し、了承を得て撮影・掲載したものです※
展示スペースを見学中に見つけたの「鯨肉調味方」(げいにくちょうみかた)の記述。
天保3年(1832年)に書かれたもので、
鯨の88ヶ所の部位のうち、食べられる67ヶ所について記録したものがまとめられています。
■黒川:黒い表皮に油身を2cm程付けて切ったもの・・・煮物、煎焼き、生、揚物、鍬焼(くわやき)
鍬焼きにした際に「酒味噌」の記録あり。
■赤身:皮の中にある赤黒い肉のこと・・・焼物、鍬焼、煮物、湯引、和え物
焼き物に味噌の記録あり。
鯨のひげは固くてプラスチックのようなのですが、その素材を利用して作られた食器もありました。
今風の色味でおしゃれ感があります。
どうやって加工するかは展示がなく、詳しくは分からなかったのが残念。
色々な視点から味噌の情報を集めていきたいと思います♪