2018/07/27

アボカド料理研究家 緑川鮎香さん × アボカドの加熱調理と相性のよいみそ

今回から始まった新企画「みそコラボ」!
岩木が素敵だなと思う方々にみそとコラボしていただく企画です♪

初回は「アボカド料理研究家の緑川鮎香さん」にご登場いただきます。
鮎香さんは大学の卒業論文でもアボカドについて研究されていたそうで、
「自分のこだわりはコレ!」というものをしっかりお持ちで、
料理家として専門分野を作ろう!と私に影響を与えてくださったお1人です*

8月~11月くらいに出回っているアボカドは、小ぶりで油分の少ないあっさりとしたものが店頭に並ぶそう。
鮎香さんのみそを使った美味しいアボカド料理、ぜひ作ってみてくださいね!

アボカドの加熱調理と相性のよい「みそ」

アボカドといえば醤油!というイメージが強いかもしれませんが、実はみそとの相性も抜群。
みそ漬けにみそ田楽、みそ汁・・・など。
特に私は、アボカドを焼いたり炒めたりの“加熱調理”をする際の味付けによく使用しています。
アボカドは生でいただくときと比べ、加熱をすると風味や食感が変わり味に少々クセがでます。
実は昔この“クセ”が苦手だったのですが、加熱したときに香りの立つ食材や調味料と合わせると
美味しくいただけることに気づきました。

その一つにおすすめしたい調味料が『みそ』です。

焼いたみその香ばしさがアボカドのクセをやわらげてくれます。
他にも、チーズやマヨネーズ、ハーブやスパイス、にんにくなど。
これらの食材や調味料を合わせると、加熱をしたアボカドを美味しくいただけます。

私が好きな「みそ×アボカド」の簡単な食べ方はこれ!

みそ×アボカド

半分に切ったアボカドに格子状の切り込みを入れ、ねぎみそや肉みそ、田楽みそなどの
好みのみそを果肉の断面に薄く塗ります。
タネをとったくぼみの部分にチーズをのせてオーブントースターでこんがりと焼くだけ!

みその焼いた香ばしさにとろ~りチーズ、ほっくりとしたアボカドが絶妙に合います。

スプーンですくってあっという間にペロリです。
その他にも、隠し味にみそを使ったおすすめのアボカドレシピを紹介します。
サクサクのパン粉にまろやかなアボカド、コクのある豆乳味噌ソースがよく合いますよ。

鮭とアボカドの豆乳みそグラタン

鮭とアボカドの豆乳みそグラタン

【材料】(2人分)

生鮭(無塩)…2切れ
塩・こしょう…適量
小麦粉…適量
アボカド…1/2個
玉ねぎ…1/2個
オリーブ油…適量
バター…10g
小麦粉…大さじ1
A)無調整豆乳…200ml
A)みそ…大さじ1
A)にんにく(すりおろし)…小さじ1/2
B)パン粉…10g
B)粉チーズ…大さじ1
B)オリーブ油…小さじ2

【下準備】

鮭に塩少量を振り、5~10分ほどおく。出てきた水分をキッチンペーパーでふきとる。こしょうをふる。

【作り方】

1.鮭は1切れを4~5等分のそぎ切りにし、小麦粉を全体に薄くまぶす。
アボカドはくし形切りに、玉ねぎは薄切りにする。A、Bをそれぞれ混ぜ合わせておく。

2.フライパンにオリーブ油を入れて熱し鮭を皮目から焼く。全面に火が通ったら一度取り出し、フライパンの汚れを拭き取る。
バターを入れて熱し玉ねぎをしんなりするまで炒め、小麦粉を振り入れて粉っぽさがなくなるまで炒める。
Aを加え、ふつふつとしてきたら鮭を戻し、軽くとろみがつくまで中火で煮る。アボカドを加えてさっと絡める。

3.耐熱皿に2をのせ、Bを全体にまぶし、230℃のオーブン(またはオーブントースター)で7~8分こんがりと焼く。

【ポイント】

みそに液体を一度に注いでしまうとダマが出来てしまうので、
Aを合わせる際はみそに少しずつ豆乳を加えながら混ぜるようにしてください。
今回はアボカドの食感と差をつけるために、パン粉を使用していますが、
ピザ用のチーズをのせたり、マヨネーズをらせん状にかけて焼いても美味しくいただけます。

 

【プロフィール】

緑川鮎香

緑川鮎香 アボカド料理研究家/フードコーディネーター・管理栄養士

大学卒業後、世界各国の食材や調味料を扱う食料品店に勤務。
後に、フードコーディネーター養成校、飲食店勤務を経て独立。
アボカド料理を得意とし、ウェブサイトや雑誌、書籍等で美容・健康などをテーマにレシピ開発、コラム執筆などに携わる。

著書「アボカドがあればごちそうレシピ」(SBクリエイティブ)

▶ブログ https://ameblo.jp/avocadocooking
▶HP 8月公開予定

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