2019/01/23

ベトナム/ベトナムのスーパーで味噌リサーチ

今回のベトナム行きは深夜羽田発のフライトでした。
日本からベトナムまでは約6時間、日本との時差は-2時間です。

到着日は会場で打ち合わせまで時間があったので、近隣のスーパーに行くことに♪

高島屋

ベトナムは2月2日~旧暦のお正月ということもあり、百貨店は華やかな雰囲気で人も多かったです。
店頭は写真スポットになっていたので、私も記念に撮影していただきました。笑
ベトナムでは「豚」の年だそう!

 

高島屋さんでは地下街が調味料や食品コーナーになっていました。

味噌は常温で数種、ハナマルキ様のものが中心、神州一味噌様のものが置いてありました。
ベトナムの方は自宅で調理する機会が少ないそうで、即席のお味噌汁の方が買いやすいとのこと。

ベトナムのお金は「ドン」で、0を2つとって金額を半分にするとだいたいの日本円が分かります。
ハナマルキさんの赤味噌なら「115,000VND」なので「¥575」程となります。

 

日本食材スーパー

店内には味噌、出汁の他にも醤油、みりん、酢、胡麻、おろしにんにく、おろししょうが、わさび
お米、冷凍食品など色々な調味料や食材がありました。

 

 

日本でも見慣れたパッケージのお味噌も並んでいました。
マルコメ様、神州一味噌様、仙台味噌醤油様、かねこ味噌様のもの。

驚いたのは、ほとんどの出汁の原材料に「砂糖」「糖類」が入っていたこと。
ベトナムでは甘い味が好まれる傾向にあることがよく分かります。
今回ワークショップで使用した出汁は水色のパッケージの無添加・砂糖なしのカツオやサバのブレンド出汁でした。

価格は日本の2~3倍以上とやはり全体的に高めです。
ちょっと買い物しただけのつもりでお会計が¥5000程に!

他のスーパーではトップバリューのオーガニック米こうじ味噌も販売されているそうです。

 

 

海外でのみその普及

JVF会場内に出店されていた味噌メーカー様ともお話させていただいたのですが
ベトナムの方は甘い味を好む傾向にあるので、味噌は「しょっぱい」という意見が多いそうです。

私がリサーチして見つけた味噌はほぼ大手メーカー様のもので、日本と変わらぬ塩分濃度でした。
特に信州味噌のメーカー様の商品が多かったため、塩分11%以上と味噌の中でも高め。

海外での販売は、日本食として使用してもらうことを目的にそのまま販売するか
現地での活用方法を見出して提案するかだと思うのですが、
特にベトナムで味噌を販売していく上では日本食を提供しているお店に業務用で卸す以外は
しっかりと食べ方の提案をする必要があると感じました。

・基本のお味噌汁の作り方
・どのくらいの水分量に味噌をどのくらい入れれば良いか
・簡単なみその使い方レシピ
・そのまま食べる際に食べやすく(甘くする)方法 など

和食の認知度が上がり、和食人気が高まってはいますが
輸出した後に広がっていくには「実際にどう使用すれば良いか」を現地の市場調査をして
しっかりと確率していくことが大切だと改めて感じました。

個人的には、家庭であまり調理をしないベトナム人の方には「調味味噌」の方が使いやすそうだと思います。
スーパーの陳列を見てもボトルタイプのものが多いし、
もしかしたら今、日本でも増えていえる粉末味噌の方が使いやすいかもしれないなと思いました。

コメント

  1. 水上寛三 より:

    以前の記事のようですが、拝見しました。
    味噌の現地生産を始めたところです。また機会がありましたらよろしくそうぞ

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