2018/11/20

フードフォトグラファー・曲げわっぱ作家 近藤奈央さん×曲げわっぱとお味噌の共通点

「みそコラボ」は、岩木が素敵だなと思う方々にみそとコラボしていただく企画です。
今回は「フードフォトグラファー・曲げわっぱ作家 近藤奈央さん」にご登場いただきます。

奈央さんとお会いしたのは実は一度だけ。
徳島県の井上味噌醤油の井上さんが「きっと話が合うと思うよ」とご紹介いただいたのがきっかけでした。
通じ合うものがあるから、言葉のやりとりも心地良くて安心する。
想いや考え方、お互いの活動を励みにして刺激をもらっている、そんな関係です。

奈央さんの曲げわっぱに対する想いや諦めずに1日1日挑戦していく姿に、
私も頑張ろうとパワーをもっらています。

 

意外と深い、木と食のつながり

はじめまして。フードフォトグラファー・曲げわっぱ作家の近藤奈央と申します。

小学生のころ、母が買ってくれた一つの曲げわっぱがきっかけで、
現在は自然素材だけを使った曲げわっぱ弁当箱を製作したり、ワークショップを運営するようになりました。

もともと木工の知識は全くなかったのですが、「好き」という気持ちには底知れぬパワーがありますね。
そんな中、日々、木と向き合う中で気づいたことがあります。

 

日本の伝統食は木が支えているという事実

それは、【日本の食文化は日本の木が作ってきた】ということ。

木の道具といってまず思い浮かぶのは、お箸、菜箸、包丁の柄、まな板、おひつ、白木や漆の器、
お寿司屋さんの白木のカウンターもそうかもしれません。

しかし、和食の味わいを根本から支えるのは醤油、味噌、みりんなどの調味料ですよね。
では、それらを仕込む道具は何からできているか。それは日本の木です。

木の樽、麹を発酵させるための道具、発酵室そのもの。

このあたりは、ふだんの生活では気づきにくいかもしれません。
私もそうでした。味噌や醤油はスーパーで買うもので、
それがどうやって作られているのか考えることもありませんでしたから。

この事実に気づいたきっかけは、
徳島県鳴門市の井上味噌醤油さんの味噌作りを見学させていただいたときでした。

 

昔ながらの味は、木の道具でしか作れない

何人もの大人の力でようやくひと抱えできる・・という大きな木樽を前に、
ぷんと立ち込めるお味噌の香りの中で井上さんにお聞きしたのは
「昔の味わいは昔からの道具でしか作れない」ということでした。

それは、木の道具を大事に使い続けるということ。

私が作っている曲げわっぱのポリシーとも似ているなと思いました

あまり知られていないのですが、
一般に売られている曲げわっぱ弁当箱のほとんどは合成の接着剤や塗料が使われています。
そのおかげで、ゆがみや隙間の無い商品が作れて、汚れに強くて・・と、
現代生活で便利に使える物が出来上がるのは事実です。(しかも簡単に・早く・大量に)

ただ、私がそれを知ったときに、「あれ?」という違和感がありました。
伝統的なモノなのに、どうして伝統的な方法で作らないのかと。
れで伝統と言えるのだろうか。

昔ながらの道具を、昔ながらの方法で作る。
そのシンプルなやり方こそ、今こそ目を向けるべきなのではないのかと。

そんなことを思いながら、井上さんの常盤味噌を使って味噌焼おにぎり弁当を作りました。

詰めたのはもちろん、自分で作った曲げわっぱ弁当箱です。

木で作られたお味噌が、木のお弁当箱に詰まっている。
一昔前では当たり前だったことですが、今はとても貴重なことになっています。

それでも、井上さんはじめ、全国の伝統調味料を作られる職人さんがいることをはげみに、
私も自分にできることを頑張ろうと思っています。

いつかあなたと、そんなお話ができることを楽しみにしています。

 

【プロフィール】

近藤奈央
(フードフォトグラファー、曲げわっぱ作家)

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